美容室cureco. 柔らかな弱酸性ストレート② ~メリットとデメリット~

query_builder 2022/08/10
縮毛矯正
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南浦和駅東口から徒歩4分にて、 パーソナルなケアとデザインを提案しております、cureco.の池田です(^^)


前回のブログの都築になります↓

https://cure-recovery.com/blog/20220805-1307/


前回は縮毛矯正の薬剤の中身やアルカリ性や酸性などのpHについて

書かせていただきました。


おさらいもかねて、ざっくりと説明すると


アルカリ性=髪の毛のキューティクルが開いて膨潤し柔らかくなる(膨らむ)

弱酸性(等電点)=髪の毛が安定した状態。キューティクルは自然に閉じている健康毛の様な状態

酸性=髪の毛のキューティクルが閉じてさらに引き締まり固くなる


pHによる髪の毛の状態はざっくりとこのような感じです^^



では、この記事ではアルカリの薬剤を使用した一般的な縮毛矯正と

cureco.でメインで使用している弱酸性の縮毛矯正

最近よく聞くようになった酸性の縮毛矯正


それぞれの薬剤の特徴やメリットデメリット、それぞれ向いている髪の状態を説明していきたいと思います(^^♪


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アルカリ縮毛矯正

アルカリの力でキューティクルを開き、毛髪の結合を切る還元剤を浸透させます。

還元剤もpHが高いほど力が強くなるチオグリコール酸がメインの薬剤が多いです

アルカリと還元剤の力で毛髪の結合を切り、一度流してからブローやアイロンで真っすぐにし

その後、酸化剤で切った結合を再結合させます。

15年以上前から主流のやり方で、どの美容室も基本的にはアルカリの縮毛矯正剤を使っているところが多いです。


メリット

アルカリの力と還元剤の力で強さを調節しやすい。

髪が軟化した状態であれば髪のダメージを防いでくれる処理剤等も浸透しやすくなるので

ケミカル知識があれば

ダメージ毛にも対応できる。

デメリット

キューティクルを開くので薬剤を流してる時等に髪内部のたんぱく質や細胞間脂質が流れ出やすい。

ダメージのある髪だと還元剤の結合を切るスピードが速くなりすぎてしまい過還元や過軟化を起こしやすい。高温でアイロンを入れるとビビッてしまう(過度のダメージ状態)リスクがある。

向いている髪の状態

バージン毛、太くてかたい髪質、多毛で広がる髪質

学生さんやカラーやパーマをされていない方、とにかくまっすぐ伸ばしたい方

キューティクルが厚く薬剤が浸透しずらい髪の毛に相性の良いやり方です


酸性縮毛矯正

酸性ストレートなどともいわれます。

pH4.5以下のキューティクルが閉じた状態でも内部に浸透するスピエラ(ラクトンチオール)やGMTといった還元剤を使用。髪の毛が軟化しないので還元剤を流した後はやや水分を残した状態でのアイロンが必要になります

キューティクルを開かないので髪の内部物質が流れ出る恐れがなく髪内部を還元してくれるので

柔らかな質感に仕上がります。


メリット

浸透が早いので還元剤の放置時間が短くできる。

アルカリによるダメージが無いので仕上がりが自然。

還元剤自体がエステル系の油ベースなので内部までしっかりと還元でき仕上がりの質感がしっとりしている。

デメリット

ダメージ毛にも対応しやすいが、還元剤自体の作用するスピードが速いのと

アルカリによる軟化が無いので経験や知識が無いと過還元してしまうリスクがある。

やや水分を残しながら高温でアイロンを入れないと癖が伸びないので

アイロンワークがシビアになる

還元剤が内部に浸透しやすいが髪にも残留しやすいので、前回の施術履歴を考えず繰り返し同じ個所を施術するとかなり髪の毛が傷んでしまう(ビビり毛)

向いている髪の状態

基本的にはかたい髪質、

アルカリによるダメージがあり濡らすと髪が水分をたくさん含んでテロっとなる状態の方

柔らかい自然な質感にしたい方

アルカリ縮毛矯正による失敗でビビり毛になってしまった方

※酸性縮毛矯正によるビビリは髪内部が壊れているため直すのが難しいです


弱酸性ストレート

等電点ストレートや弱酸性縮毛矯正ともいわれます。

pH4.5~7辺りの髪の毛が安定している弱酸性から中性域で還元剤を作用させます。

還元剤は主にGMTを使用しシステアミンやチオグリセリンなども混合させ髪の毛の幅広い部分の結合を穏やかに切っていきます。


メリット

ダメージを軽減したりアイロンの熱から髪を守ってくれる処理剤を微量のアルカリ剤で浸透させつつ

複数の還元剤が髪の内側や外側の結合を穏やかに切ってくれます。

酸性の薬剤を混ぜたりアルカリの薬剤をかぶせたりすることによって

幅広い髪質やダメージレベルの髪の毛に対応できます。

前髪だけ癖が強かったり、セルフカラーでダメージムラがあったり

後頭部の内側だけ癖が強かったりと、薬剤の塗り分けが必要な場合にも

ダメージリスクを減らしながら施術することができます。

デメリット

還元剤の反応は穏やかなので、ムラは少ないが放置時間がやや長くなります。

汎用性や混ぜ込みによるpH移行など使うことでダメージリスクも抑えられ仕上がりの質感も

酸性とアルカリのいいとこどりが出来ますが

使いこなすには科学的なアプローチを理解できる知識と経験が必要になります。

向いている髪の状態

バージン毛で凄く癖も強く、シャキーンと真っすぐに伸ばしたい!という方以外でであれば

どの髪質でも対応できます。

酸性やアルカリの還元剤もうまく組み合わせ、それぞれのダメージリスクが起きない領域で施術していきます。





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ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます(^^♪


縮毛矯正は美容室のメニューの中でも特にダメージリスクの高い施術です。

アルカリだから傷むとか酸性だから良いとか

それぞれ一長一短ありますが、アルカリ矯正でもダメージレスに施術できる美容師さんもいらっしゃいますし

酸性ストレートで傷んでしまった例もよく耳にします。

どんなに良い薬剤でもその中身を理解し使いこなせないと良い技術にはつながりません(^^;


cureco.では日々、スタッフ同士やウイッグなどを使い検証をしてよりダメージリスクが少なく幅広いお悩みに寄り添えるように準備しております。


お客様の求める質感、髪質、髪の現状のダメージレベルや状態etc…全て考慮し、

最善な提案と薬剤選定をさせて頂きます◎


少しでも現状にお困りの方、気軽にご相談ください♪



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